秀丸の酒とゲームとロボットの日々

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酒の日々・読むお酒 アブー・ヌワース『魂の妹』

 最近、家で飲んでても記憶無くし加減がすごすぎて、やばいです。ネットでブルーレイディスク注文したこと、忘れてました・・・。

 

 さて、どうやって見つけたか覚えてませんが、いつの間にか手元にあった『アラブ飲酒詩選』。

 アブー・ヌワースは、8世紀から9世紀にかけて、アッバム朝イスラム帝国の最盛期に活躍した、詩人だそうです。(『アラブ飲酒詩選』の表紙より)

 お酒を擬人化する、中華飲酒詩とは違う切り口が、斬新かも。

 

私の飲酒を非難する人よ、忠告するならともかくも、

  私の妹のことで私を責めないでくれ。

私を魅了した者のことで私を責めないでくれ。

  彼女は私に醜いものを醜くなく見せてくれる。

彼女とは酒、健康な人を病人にし、

  病人には健康な人の衣を着せる。

私は彼女のために長者のように金を費やし、

  一旦手に入れるとけちんぼうのように大事にする。

 

 超余談ですが、本を買いすぎて、本棚に収まらなくなってしまいました。どうしましょう。

 論文書くわけでもないのに、そんなに本買ってどうするんだという声も、私の内部から聞こえてきますが、そんなときは宮城谷昌光さんの  『奇貨居くべし(火雲編)』のこの言葉を思い出いますよ。

「知りたいとおもい、知ろうとして、知る。それは、立ちたいとおもい、立とうとして、立つこととおなじで、人は立ってどうするのかと考えながら立つわけではない」

 

 

参考にした本:『アラブ飲酒詩選』(岩波文庫

       『奇貨居くべし(火雲編)』(中公文庫)