秀丸の酒とゲームとロボットの日々

酒とゲームとロボットが大好きです

漢字の日々

漢字の日々 「税」

ぽっけぽー!ささきいさおTV主題歌大全集観て聴いてました。やはり、ささきいさおさんの声は、深みが深いなあ。 漢字のお話、 なんたび? 今回はかるーく、最近増税が流行っているので、「税」ってなんじゃろな。 〔説文〕に「租なり」、また租には「田賦…

漢字の日々 「杯」(さかずき)と「盃」(さかずき)ほか

漢字のお話、たびたび。 今回この漢字を選んだのは、特に深い意味があるわけではなく、そういえばさかずきって杯と盃があるなー。そんな感じ。 そんな軽い気持ちで『字統』を引いてみたら、うわー!異体字も含めると、「さかずき」って字が16もあるー。 そ…

漢字の日々 「言」(ゲン)

漢字のお話、なんたび? 前回「信」を『字統』で引いてみたら「人と言に従う」とあったので、じゃあ「言」って何なのだ、ということで「言」を引いてみたら・・・というお話。 「言」。辛(しん)と口とに従う。辛は入墨に用いる針の形で、盟誓のときには自…

漢字の日々 「望」(ボウ)

漢字のお話、ごたび。 今回は、同じ読みの違う漢字のお話ではなく、宮城谷昌光さんの小説『太公望』の主人公「望」が、自分の名前の文字を知る。そんなお話。 『太公望』は、古の中国の王朝「商」を倒した「周」の文王・武王の軍師的な存在。 小説『太公望』…

漢字の日々 「耽しむ」(たのしむ)、「婾しむ」(たのしむ)、「怡しい」(たのしい)、そして「愉しい」(たのしい)

漢字のお話、よたび。 えー、宮城谷昌光さんが書いた『管仲』という小説がありまして、管仲さんは中国春秋時代に斉の桓公さんを覇者にした、稀代の名宰相なのですが、(仲は字で、名は夷吾)その中に「酒を耽しむより、女を婾しむより、管仲といたほうが怡し…

漢字の日々 「笑う」(わらう)と「嗤う」(わらう)

漢字のお話、みたび。 今回なぜ「わらう」の漢字を取り上げようと思ったかといいますと、みんなご存じ志村けんさんが亡くなって、正直まだ半ば信じられなくって、それにつけても思うのは志村けんさんの「わらい」は他人を下げてわらいを取るのではなく、自分…

漢字の日々 「嘘」(うそ)と「妄」(うそ)

漢字のお話、再び。 宮城谷昌光さんは、「うそ」ということばに、「妄」という漢字をとくあてます。 『呉漢』でも、 「人の話には、半分信(まこと)があっても、あとの半分は妄(うそ)だということよ。(後略)」 というふうに。 「妄」ってあまり使わない…

漢字の日々 「瞻る」(みる)と「瞰る」(みる)

今回は、酒とゲームとロボットから少し離れて、私が感動した漢字のお話。 宮城谷昌光さんが書いた『呉漢』という小説がありまして、呉漢という人は劉秀さんの後漢王朝の創成を大いに助けたすごい人なのですが、まあそれはおいといて。 その小説の最初の方に…