秀丸の酒とゲームとロボットの日々

酒とゲームとロボットが大好きです

2019-07-01から1ヶ月間の記事一覧

酒の日々・読むお酒 松尾芭蕉『酒のみに語らんかかる滝の花』

いっつも古代中国の詩人さんばかり紹介しては何なので、今回は日本の代表的俳人、松尾芭蕉さん。 『酒のみに語らんかかる滝の花』 中国に比べると、日本にはあまり「飲酒詩」ってなじみがないですよね。なんか、もったいないなあ。 まあそれはおいといて、滝…

酒の日々・読むお酒 白楽天『效陶潜體詩』其三

中国の飲酒詩の詩人といえば、この人も外せません。白楽天さんは中唐の人。本名は白居易。「陶潜」は陶淵明さんで、陶淵明さんの詩を詠んで心情にしっくりきたので、その作風をまねて自分も詩を作ってみたよ!だそうです。 朝亦獨醉歌 朝も亦獨り醉うて歌ひ …

酒の日々・読むお酒 于武陵『勸酒』

たまたま漫画『BARレモン・ハート』30巻を読んでいたら、たまたまこの詩(訳詩の方)が載っていたので、漢詩も読んでもらいたくてここに載せてみました。 勸君金屈巵 君に勸む 金屈巵 滿酌不須辭 満酌 辭する須ら不。 花發風多雨 花發いて風雨多く 人生…

酒の日々・読むお酒 陶淵明『止酒』

前回に引き続き、陶淵明さんの詩。漫画『BARレモン・ハート』16巻でも紹介されていました。 1日に2度朝は来ないんだから今を楽しもうよと言っていた陶淵明さんに、いったい何があったのでしょうか? 居止次城邑 居は城邑に次るを止め 逍遥自閑止 逍遥…

酒の日々・読むお酒 陶淵明『雑詩』十二首 其一

陶淵明さんは、晋の末期に生まれて宋代を生きた詩人。西暦でいうと、365年に生まれて427年にお亡くなりになりました。字は元亮。なのですが、宋代になってから潜を名とし、淵明を字としたのだそうな。 こんな昔の人の思いを感じられる。ことばって、す…