秀丸の酒とゲームとロボットの日々

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酒の日々・読むお酒 若山牧水『白玉の歯にしみとほる秋の夜の酒はしづかに飲むべかりけり』

 いやっはー、残暑が厳しいざんしょ!なのですが、お盆を過ぎたら日が短くなって、めっきり秋らしくなりました。なのでこの短歌。

 

『白玉の歯にしみとほる秋の夜の酒はしづかに飲むべかりけり』

 

 牧水さんの、お酒に対する愛が感じられますねえ。春でも夏でも冬でもない秋だから、「白」玉なのかなあ。by五行説では。(五行説では、秋の色は白なのです。)

 ちなみに、最後は「けり」なのか「けれ」なのか、ずっと疑問だったのですけれど、2015年に酒塚祭りに行ってたまたま見つけた、静岡県の「若山牧水記念館」によると「けり」らしいです。

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 ちなみに、これが酒塚。

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 宝暦8年(1758年)に、備前の人、飛山長左衛門が全国22か所にお酒の徳を讃えて建てた内の一つという、沼津の日緬寺に現存するものだそうです。

 11月23日に酒塚祭りがあるっていうので行ってみたのですが、何ていうか、アットホームなお祭りでしたよー!

 

参考にした本:『酒・肴おもしろ雑学とっておきの話』(三心堂出版社)