秀丸の酒とゲームとロボットの日々

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酒の日々・読むお酒 若山牧水『ウヰスキイに煮湯そそげば匂い立つ白けて寒き朝の灯かげに』

 ブライガーに続けて、今は『大空魔竜ガイキング』を観ています。

 エンディングのサコンさんがかっこよすぎて、毎回身もだえしています。 

 

 さて、最近めっきり寒くなってきたので、こんな歌。

『ウヰスキイに煮湯そそげば匂い立つ白けて寒き朝の灯かげに』

 

 国産ウイスキー第1号の「サントリー白札」が発売されたのが昭和4年で、若山牧水さんが没したのは昭和3年なので、牧水さんが飲んだのは輸入ウイスキーだと思われる、だそうな。

 それにしても、牧水さんってほんとにお酒を愛していたのだなあ。陶淵明さんみたいな感じ?この歌も、夜ではなく朝なところが素敵。

 あー、これからあったかいお酒の季節だなあ。ホット・バタード・ラム(ラムと角砂糖とバターと、お好みでシナモン)、おいしいですよ。

 でも、日本酒の燗にはかなわない?

 

 超余談ですが、今朝通勤の時に雹(ひょう)だか霰(あられ)だかが降ってきて痛かったので、『字統』で雹と霰を引いてみましたよ。

雹:声符は包。包は人の腹中に胎児のある形で、まるい形のものの意がある。(中略)稲妻の光とともに飛散する雹の意であろう。(後略)

霰:声符は散。散に飛散するものの意がある。〔説文〕に「稷雪なり」とあり、稷(たかきび)のような大粒の雪の意。(後略)

 ちなみに雹にもあられという読みがあるので、当たって痛いことには変わりない! 

 

   

参考にした本:『洋酒うんちく百科』(河出書房新社

       『字統』(平凡社