秀丸の酒とゲームとロボットの日々

酒とゲームとロボットが大好きです

酒の日々・読むお酒 李商隱『花下醉』

 この土日は、『銀河旋風ブライガー』をひたすら鑑賞。なぜ、オープニングの「銀河旋風」は「ぎんがせんぷー」なのだ?なぜ、みんなヘルメット被っただけで宇宙を走り回れるのだ?なぜ、カーメンカーメンのお顔は、いつもキラキラなのだ?

 思わずつっこみたくなる!だが、それがいい

 

 今回紹介する詩の作者は、李商隱さん。晩唐の人。

 

尋芳不覺醉流霞  芳を尋ねて覺え不流霞に醉ふ

倚樹沈眠日已斜  樹に倚り沈眠して日已に斜なり。

客散酒醒深夜後  客散じ酒醒む深夜の後

更持紅燭賞殘花  更に紅燭を持して殘花を賞す。

 

花の香りに誘われて、酔って花霞を漂う

樹に寄りかかってうとうと、あれ?いつの間にか日が暮れた。

お客さんも帰っちゃって僕一人、目がさえちゃったい

赤い蝋燭を灯して、残花でも見ようか。

 

 そうなんですよ、お酒飲んでいると、いつの間にか寝てしまうのですよー。で、夜中に目が覚める。いつの間にか、観ていたアニメが終わっている。そこで!紅燭を持して殘アニメを賞す。うーん、風流?

 

 

参考にした本:『中華飲酒詩選』(筑摩書房