秀丸の酒とゲームとロボットの日々

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酒の日々・読むお酒 『さかふねに滴(したた)りおつる新酒(にひしぼり)かくも響きて落ち来るものか』

 いやー、生ハムにごま油垂らすと、けっこうオツなおつまみになりますなあ。

   

 さて、今回紹介するこの歌、実はどの本から拾ってきたか分からないのです。というのは、大昔に自分のHP用に拾った歌だから。でも、いい歌。 

 

『さかふねに滴(したた)りおつる新酒(にひしぼり)かくも響きて落ち来るものか』

平福百穂歌集『寒竹』より)

 

 それはきっと、命の音。

 

 超余談ですが、またまた『十八史略詳解』から。

 宋の時代、朱子学を完成させた朱熹さんが、天下の大本とすぐ急いでなすべきことを君主に奉ったことば。

「大本は陛下の心に在り。急務は則ち、太子を輔翼し、大臣を選任し、綱維を振挙し、風俗を変化し、民力を愛養し軍政を修明するの六者是なり。」

 まずね、大本はなんといっても君主の心意気。そしてとりあえずはね、次代の人材を育て、大臣を選んで、国の基本精神を奮い起こし、奢侈怠惰な風俗を変えて、国民を愛してゆとりを与え、軍政のあやまりを直せ、ということです。

  

 私は、誰が我が国の君主となってもいいのです。ただ、君主の心に「誠」があれば。

 

   

参考にした本:?

       『十八史略詳解』(明治書院