秀丸の酒とゲームとロボットの日々

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酒の日々・読むお酒 与謝野晶子『許したまへあらずばこその今のわが身うすむらさきの酒うつくしき』

 ファイナルファンタジー7リメイク、一応クリアしたのですが、たくさんの伏線が残りすぎて、中途半端感が半端ない。(どっちじゃ。)

 これって続編あるんですよね?

 

 さてさて、明治から昭和にかけての女流歌人与謝野晶子さんは、こんな歌を詠んでいます。  

 

『許したまへあらずばこその今のわが身うすむらさきの酒うつくしき』

 この「うすむらさきの酒」は、ニオイスミレのリキュール、「パルフェ・タムール」 のことだそうな。たぶん。

 今は普通に売られていますが、きっと与謝野晶子さんは、初めて見るリキュールに、この世ならぬ美しさを感じたのだろうなあ。だからこそ、「あらずばこその今のわが身」なのだろうなあ。

 うーん、やっぱりお酒は「浪漫」だなあ。

  

 超余談ですが、最近暑くて夜中に起きてしまうもので、宮城谷昌光さんの『華栄の丘』という小説を読んだのですよ。

 古代中国春秋時代の、宋という国の宰相、華元さんが主人公。華元さんはたぶん、人を傷つけるのがきらいな、優しい人。そのせいなのか何なのか、羊斟さんという御者に羊の肉を食べさせなかったせいで、敵陣に置いてけぼりにされて、敵の捕虜になってしまいますが。

 そんな華元さんが、自分は徳が薄いと嘆く部下にかけるこのことば。

「徳は、生まれつき、そなわっているものではない。積むものだ。足元に落ちている塵をだまってひろえ。それでひとつ徳を積んだことになる」

 この台詞、好きだなあ。

 

参考にした本:『洋酒うんちく百科』(河出書房新社

       『華栄の丘』(文春文庫)