秀丸の酒とゲームとロボットの日々

酒とゲームとロボットが大好きです

酒の日々・読むお酒 陶穀『麹世界』

ロボット愛継続中。「あしゅら男爵太平洋に散る!!」で、「Dr.ヘルにも伝えておいてもらおう、後悔するなとな」と「Dr.ヘルに伝えてください。あしゅらは、最後まで勇敢に戦ったと」のどちらを伝えればいいのか、悩みます。 今回紹介する文章は、宋の…

酒の日々・読むお酒 松平盟子『さみどりのオリーヴしびれつつ沈むマティーニまたは冷酷な湖(うみ)』

いやっはー、ロボット愛が止まらなくて、『マジンガーZ』視聴中です。 第52話「甲児ピンチ!さやかマジンガー出動!」最高っすねー。 さて、 『さみどりのオリーヴしびれつつ沈むマティーニまたは冷酷な湖』 マティーニって、不思議ですよね。どうしてあ…

酒の日々・酒の旅人 「まず隗より始めてみた日々」 そのさん

北海道後志地方のニ世古酒造と田中酒造に行ってみた旅、そのさん。 9月21日 本日の旅程 ホテル-自家用車→京極町のふきだし公園-自家用車→自宅 本日は天気が良かったので、一昨日雨のためゆっくりできなかったふきだし公園にもう一度酔ってから、いや寄…

酒の日々・酒の旅人 「まず隗より始めてみた日々」 そのに

北海道後志地方のニ世古酒造と田中酒造に行ってみた旅、そのに。 9月20日 本日の旅程 ホテル-徒歩→ニ世古酒造-徒歩・JR→田中酒造(本店)-徒歩→田中酒造(亀甲蔵)-徒歩・JR→ホテル 朝起きて、昨日コンビニで買っておいたおにぎり食べて、歩いて…

酒の日々・酒の旅人 「まず隗より始めてみた日々」 そのいち

いやはやは。例年ならばこの時期どこかへ旅行へ行っていたのですが、今年はコロナ禍のため、旅行に行くことに罪悪感さえ感じる始末。毎年各地で催されるはずの酒まつりも、中止かオンライン開催。 ごぉとぅキャンペーンとやらで旅行に行け行けとお尻を叩くよ…

酒の日々・読むお酒 張説『醉中作』

今回紹介する詩の作者は、唐の則天武后~玄宗あたりに仕えていた張説さん。なんかもう真っすぐに、「ぼかぁお酒が好きなんだ!」と叫んでます。 醉後樂無極 醉後 樂み極まり無く 彌勝未醉時 彌勝る 未だ醉はざる時に。 動容皆是舞 動容 皆是れ舞 出語總成詩 …

酒の日々・読むお酒 エルベ・ル=テリエ「辛口な女の教え」(『カクテルブルース in N.Y.』より)

ロボット好きの原点に帰りたくて、「マジンガーZ」第1話から視聴中。初見でマジンガーZを動かせる甲児くん、すごいよ!(弟のシローくん踏んづけそうになるけどさ。)さっすが、のっけからノーヘルでバイク乗り回すだけありますね! さて、『カクテルブル…

酒の日々・読むお酒 『さかふねに滴(したた)りおつる新酒(にひしぼり)かくも響きて落ち来るものか』

いやー、生ハムにごま油垂らすと、けっこうオツなおつまみになりますなあ。 さて、今回紹介するこの歌、実はどの本から拾ってきたか分からないのです。というのは、大昔に自分のHP用に拾った歌だから。でも、いい歌。 『さかふねに滴(したた)りおつる新…

酒の日々・読むお酒 孟郊『酒徳』

今回紹介する詩は、唐が折り返し地点を迎えた頃の詩人、孟郊さんのものです。なんか一生不遇だったらしいですけれど、お酒が慰めてくれたのかな。 酒是古明鏡 酒は是古明鏡 輾開小人心 小人の心を輾開す。 酔見異擧止 酔へば擧止を異にするを見 酔聞異擧音 …

酒の日々・読むお酒 星新一『少年期』より

わーい。先日本屋に行ったらば、漫画『BARレモン・ハート』35巻があったのですよ!年に一度のお楽しみ。 さて、実はこのお話、星新一さんの本から採ったのではなくて、『酒の本棚・酒の寓話』という本から採ったのです。これまた『BARレモン・ハート…

酒の日々・読むお酒 坂口謹一郎『たまきはるいのちの限り究めはやいやはて知らぬうまさけのみち』ほか

いやー、先週あんなに暑かったのに、北海道は急に涼しくなりました。体がついていかないよう。 さて、坂口謹一郎博士は、醸造学の権威で酒の博士として親しまれた方。 私が坂口謹一郎博士を知ったのは、とある酒蔵の売店に売られていた『坂口謹一郎酒学集成…

ロボットの日々 プレゼン演習『マジンガーZ』

先日、職場で「プレゼンテーション研修」なるものを受けました。その中で、「自分の好きなものを情熱をもって語る」的な演習がありまして、大好きなマジンガーZを語ろうとしたら、制限時間の3分間で語り切れませんでした。 ぜひともマジンガーZの素晴らし…

酒の日々・読むお酒 王維『送元二使安西』

いやー、最近残暑が厳しいざんしょねえ。 今回紹介する詩は、唐華やかなりしときの詩人、王維さんのものです。王維さんが元二さんという人を、長安から安西まで送ったわけです。 渭城朝雨潤軽塵 渭城の朝雨 軽塵を潤す 客舎青青柳色新 客舎 青青として柳色新…

酒の日々・読むお酒 C.W.ニコル『ザ・ウイスキー・キャット』より

今回紹介するのは、C.W.ニコルさんが書いた『ザ・ウイスキー・キャット』という本の一節。 この本は、たまたま旅行先で入った本屋で見つけたのですよ。電子書籍もいいけれど、こういう偶然の出会いがあるから、本屋巡りはやめられないのだ。 スコットラ…

酒の日々・読むお酒 与謝野晶子『許したまへあらずばこその今のわが身うすむらさきの酒うつくしき』

ファイナルファンタジー7リメイク、一応クリアしたのですが、たくさんの伏線が残りすぎて、中途半端感が半端ない。(どっちじゃ。) これって続編あるんですよね? さてさて、明治から昭和にかけての女流歌人、与謝野晶子さんは、こんな歌を詠んでいます。 …

酒の日々・読むお酒 蘇東坡『眞一酒』

世間よりかなり遅れて「ファイナルファンタジー7リメイク」やっているのですが、回り道が多すぎて話がなかなか進まない印象。目的地甲に行くために乙を経由してさらに丙を経由する、みたいな。 まあそれはおいといて、今回は蘇東坡さんの詩。蘇東坡さんは、…

酒の日々・読むお酒 ボードレール『酒の魂』

あまりにも部屋がむしむしするので、とうとう除湿器買ってしまいましたよう。大量の水が出てきてびっくりだ。 今ゲームは、ファイナルファンタジー7リメイクをやってます。最初のチュートリアル的なダンジョンで迷いまくりました。年だなあ。 あ、さて、ボ…

酒の日々・読むお酒 大伴旅人『古の七の賢しき人どもも欲りせしものは酒にしあるらし』ほか

やれやれ、やっとこさ「龍が如く7」のスーパーファイナルミレニアムタワークリアできましたよ。意外とスーパーな支配人は強くなかった。 さてさて、なぜか我が国の和歌には、酒中の趣を詠んだ歌はほとんど無いのですが、その中でも珍しくこの大伴旅人さんと…

酒の日々・読むお酒 李白『友人會宿』

いやー、もうはや1年の半分が終わってしまいました。ニセアカシアの花も散って、いよいよ本格的な夏到来です。 夏といえばキャンプ、というわけで、今回は意外とアウトドア派?な李白さんの詩。 滌蕩千古愁 滌蕩す千古の愁 留連百壺飮 留連す百壺の飮。 良…

酒の日々・読むお酒 エルベ・ル=テリエ「琥珀色の中に思い出が見える」(『カクテルブルース in N.Y.』より)

『カクテルブルース in N.Y.』は、フランス人がニューヨークのジェイズ・バーを舞台に描いた、カクテルショートストーリー。登場人物は、ジェイズ・バーのオーナー兼バーテンダーのジェイ、ピアノマンのアルシー、ウェイトレスのローズ、そしてジェイ…

漢字の日々 「言」(ゲン)

漢字のお話、なんたび? 前回「信」を『字統』で引いてみたら「人と言に従う」とあったので、じゃあ「言」って何なのだ、ということで「言」を引いてみたら・・・というお話。 「言」。辛(しん)と口とに従う。辛は入墨に用いる針の形で、盟誓のときには自…

酒の日々・読むお酒 太田蜀山人『朝もよし昼もなほよし晩もよしその合々にちょいちょいとよし』

いやー、6月に入って一気に夏らしくなりましたねえ。こんな時こそ「ガリガリ君サワー」の出番ですよ。 漫画『酒のほそ道』に載っていたのでやってみたのですが、氷いらずでなかなかいけます。私のお気に入りは白ワインに梨味。でも、梨味があまり売られてい…

酒の日々・読むお酒 蘇東坡『蜜酒歌』

三國志14が一段落したので、三國志と同時に買った龍が如く7をやっています。ちょっとでも気になることがあると最初からやり直すを繰り返していたので、やり始めてから大分経つのにまだ1回しかエンディングを見ていません。 以上、ブログ更新さぼっている…

漢字の日々 「望」(ボウ)

漢字のお話、ごたび。 今回は、同じ読みの違う漢字のお話ではなく、宮城谷昌光さんの小説『太公望』の主人公「望」が、自分の名前の文字を知る。そんなお話。 『太公望』は、古の中国の王朝「商」を倒した「周」の文王・武王の軍師的な存在。 小説『太公望』…

酒の日々・読むお酒 オキ・シロー「昼下がりのギムレット」(『昼下がりのギムレット』より)

オキ・シローさんは、お酒関連のエッセイやショートストーリーを、数多く書いた人。カクテルグラスの向こう側に、男は過去を、女は未来を見る。なんちゃって。 『昼下がりのギムレット』は「粋なカクテルとドライな男たちの物語」(帯封)。表題作の「昼下が…

ロボットの日々 『無敵超人ザンボット3』

はあ、最近世の中が殺伐としてますねえ。ウイルスそのものはもちろん嫌ですが、ウイルスのためにいわれなき差別や非難中傷が起きるのが、もっと嫌。 そいえば、『無敵超人ザンボット3』の神ファミリーも、いわれなき差別や非難中傷に苦しんだよなあ。 てな…

漢字の日々 「耽しむ」(たのしむ)、「婾しむ」(たのしむ)、「怡しい」(たのしい)、そして「愉しい」(たのしい)

漢字のお話、よたび。 えー、宮城谷昌光さんが書いた『管仲』という小説がありまして、管仲さんは中国春秋時代に斉の桓公さんを覇者にした、稀代の名宰相なのですが、(仲は字で、名は夷吾)その中に「酒を耽しむより、女を婾しむより、管仲といたほうが怡し…

ロボットの日々 『闘将ダイモス』

えー、何故今回、数あるロボットアニメの中から『闘将ダイモス』を取り上げようと思ったかといいますと、もしかして万が一、私が以前ブログに載せたロボット基地の図を見て、「ダイモスの基地は北海道にある」と誤解したら困ったな、と思ったからなのです。…

漢字の日々 「笑う」(わらう)と「嗤う」(わらう)

漢字のお話、みたび。 今回なぜ「わらう」の漢字を取り上げようと思ったかといいますと、みんなご存じ志村けんさんが亡くなって、正直まだ半ば信じられなくって、それにつけても思うのは志村けんさんの「わらい」は他人を下げてわらいを取るのではなく、自分…

酒の日々・読むお酒 若山牧水『それほどにうまきかと人の問うならば何と答えんこの酒の味』

最近、夜が明けるのが早くなりましたねえ。6時にはもう明るいので、朝起きるのがつらくなくなりました。 明けない夜はないのだ。 突然ですが、今日は若山牧水さんのこの短歌。 『それほどにうまきかと人の問うならば何と答えんこの酒の味』 いやはや、本当…